世界遺産・東寺には、単なる「お寺見学」を超えた、圧倒的な歴史と文化が凝縮されています。この章では「五重塔」から「仏像」「御朱印」まで、東寺を訪れる際に見逃せない見どころを順に紹介します。
3.1 東寺 五重塔の歴史と高さ日本一の理由
東寺のシンボルとも言えるのが、日本一高い木造塔「五重塔(ごじゅうのとう)」です。

■ 高さ:約55メートル(54.8m)
・現存する木造塔としては日本一の高さを誇り、遠くからでもその姿は一目でわかります。
・現在の塔は、徳川家光の寄進により1644年に再建されたもので、5代目となります。
■ 歴史的背景:
・最初の塔は平安時代に建てられましたが、落雷や火災により何度も焼失。
・再建のたびに当時の最高技術が投入されており、歴史と建築の融合が見どころです。
■ 内部拝観について:
通常は非公開ですが、特別公開期間(春・秋)に内部が公開され、心柱(しんばしら)や仏像を間近に見ることができます。
3.2 仏像群が圧巻!金堂・講堂に並ぶ密教の世界
東寺を訪れる最大の魅力の一つが、密教美術の最高峰とも言える仏像群です。
■ 金堂(こんどう):
・東寺の本堂であり、平安時代からの中心的存在。
・中央には「薬師如来」、左右に「日光菩薩」「月光菩薩」が安置されています。
・仏像は国宝に指定され、静かに祈る人々の姿も多く見られます。
■ 講堂(こうどう):
・空海が密教の教義を視覚的に伝えるために設計した「立体曼荼羅」が最大の見どころ。
・大日如来を中心に、金剛界の21体の仏像が東西南北に配置されており、まるで仏教宇宙を体感できるような神秘的空間です。
■ 写真撮影:
講堂・金堂内部は撮影禁止のため、目と心に焼き付けるようにしましょう。
3.3 東寺の御朱印と御朱印帳の種類・授与場所
御朱印集めをしている方にとって、「東寺 御朱印」は絶対に外せない存在です。
■ 東寺の御朱印:
・主な御朱印は以下の通り:
・「薬師如来」(金堂)
・「大日如来」(講堂)
・「弘法大師空海」(御影堂)
・特別期間には限定御朱印が頒布されることもあります。
■ 授与場所:
・金堂・講堂の拝観受付前にある授与所にて。
・また、「弘法大師御影堂(大師堂)」の近くでもいただけます。
■ 御朱印帳:
・東寺オリジナルの御朱印帳は、塔をモチーフにしたものなどデザイン性が高く人気。
・数量限定のデザインもあるため、見つけたら即購入がおすすめです。
3.4 東寺 見どころマップと所要時間の目安
初めての方にもわかりやすい東寺の見どころマップと回遊時間の目安をご紹介します。
■ 東寺の主要スポット:
・【南大門】…正門(記念撮影に人気)
・【金堂】…薬師如来と重要仏像
・【講堂】…立体曼荼羅
・【五重塔】…東寺の象徴
・【御影堂】…弘法大師を祀る
・【宝物館】…春・秋限定公開
・【庭園】…池を中心にした回遊式庭園
■ 所要時間の目安:
| 目的 | 所要時間(目安) |
| ざっと外観を見学だけ | 約30分 |
| 拝観しながらじっくり | 約60~90分 |
| 写真・御朱印・散策込み | 約2時間~ |
■ 見学のコツ:
・朝の時間帯は比較的空いており、写真撮影や静かな鑑賞におすすめ。
・弘法市(毎月21日)の日は混雑しますが、イベント目的の来訪には最適です。